「引きこもり」ファーストケア
こんにちはファーストケアの松田です
「引きこもり」というワードを聞いてあなたは何を思いますか?
どちらかと言うとネガティブなイメージが多いのではないでしょうか?
引きこもるにも理由があります
ただ、引きこもったわけではないのです
引きこもる場所の多くは「自分の部屋」です
では、あなたの自分の部屋ではどんは感じで過ごしていますか?
ちなみに私の自分の部屋は ①安心できます ②落ち着きます ③自由です
この①、②、③の感覚は引きこもっている人達とそうでない人達とは、さほど変わらない感覚だと思います
「安心して落ち着けて、自分のものに囲まれている部屋」にいることで、自分を解放していると思います
私も、そうです。
自分の時間は自分の部屋でこそ満喫できます
では「部屋の外」とは私たちにとって何でしょうか?
部屋の外とは、家の外であり社会と繋がる場であり、そこには人と人、他者同士が共有している場所になり、、イメージは広がるにつれて多くの情報も増えます
これは気持ちの矢印を外側に向けれると出来るイメージですが
引きこもっている人達の心情は逆です
内側へ内側へ矢印が向いていき「自分の安心できる場所」で止まった状態です
では、なぜそうなったのか?
それには、そうなる要因と経過があります
要因は一つとは限りません、いくつかの要因が重なって起きる場合もあります
例えば、
新社会人とて仕事に就いたけど、そこで人格を否定されるようなことが起きて会社への恐怖心が募ってしまったり
親が、自分たちの要望や希望を押し付けてくる環境に不信感を抱いたり
離婚問題や親権争いに心情を振り回され心労を感じていたり
学校でのいじめや先生の放棄的な教育などで猜疑心を強く持つようになっていたり
大切な親、友達のと別れで大きなショックを受けてしまっていたり
引っ越しや環境の変化で生活リズムが崩れてしまったり
など、その人により経験と過程はさまざまですが
社会に対しての恐怖心、親への不信感、人に対しての猜疑心、環境の変化など
要は外で起きたことが、大きなダメージとなり心に深く重く刺さったと言えるでしょう
だから、自分の安全を確保するために部屋に「安心できる場所」に引きもっているだけです
そして、彼らの「外」はまだ家の中を意味します
その「外」とは親、兄弟、一番身近な人がいる場所です
そこも「安心できる場所」であると伝えなくてはならないのです
身近な人によって・・
「引きこもってちゃダメだ」とか「なんで外に出ないんだ」とか
「根性がないからだ」とか「これから先を考えろ」とか
消して言う必要はありません
なぜなら、本人が一番わかっていますから
(解っているのに出来なくて自分を責めてしまうとう経験がある方には、よくわかると思いますが、そんな時に他者から言われると癇に障るでしょう)
大切なのは傾聴をしてあげることです。
そして身体の心配をしてあげてください。
人は太陽を浴びたり適度な運動、食事をとることは基本です
しかしそれが出来ていないと、いつしか自律神経が乱れてしまい、気分障害や睡眠障害など「うつ病」の初期症状ともいわれる体調不良が出てくる可能性は高まります
長く引き込ってしまう前に
身近な人が「相手の心境を受けいれる」「相手の話を傾聴する」「相手の健康状態を見守る」
少しづつ歩み寄ってみましょう
※これらは私が学んだ、平田オリザさんのワークショップの研修や、不登校訪問支援カウンセラーの勉強で得た知識と情報をもとに書いています。何かの知恵や力になれば幸いです